のみかたキッチン
正しいカクテルの味わいを。
正しいカクテルの味わいを。
モスコミュールは、ウォッカをベースにしたカクテルです。
食前にも食後にも飲める、定番でメジャーなカクテルの一つです。
本来は、銅のマグカップに入れて飲むカクテルで、今でも本格的なバーではそうやって提供される場合もあります。
モスコミュールの生みの親であるバーテンダーのジャック・モーガンの友人が銅のマグカップで飲むことを提案したことで、広まったと言われています。
まずグラスに氷を入れ、ステアします。
溜まった水を捨て、スミノフレッドを入れます。ライムジュースを入れて、一度ステアしてジンジャーエールを適量入れれば完成です。
シェイカーいらずで作れるカクテルです。本格的にしたい場合は、ライムを絞って皮をグラスの中に入れても良いですね。果肉の風味が一層引き立ちます。
スミノフレッド45ml、ライムジュース15ml、ジンジャーエール適量
アルコール度数40%
透明感が美しく出るまで濾過を何度も繰り返し、雑味がなく濁りもないスミノフ・レッドは世界中のバーテンダー、お酒愛好者から支持され続けています。
雑味がなく、色味がないことにより凡用性が高くベーシックなカクテルから通なカクテルまで幅広く作ることができます。
素材の美味しさと色の美しさを損なわず、美味しさを引き立ててくれます。
スミノフ・レッドは、ウォッカの発祥地であるロシアの酒造家ピョートル・A・スミノフによって誕生しました。
彼の作るウォッカは品質が大変よく、ロシア皇帝アレキサンダー3世の目にも止まり、「皇室だけのウォッカにしたい」とまで言わせました。
以降、ロシア皇帝御用達の栄誉を得ました。
スミノフは、ロシアからアメリカにまで渡り、その質の高さと汎用性の高さによってカクテルブームの火付け役となりました。
ジュースを混ぜるだけでカクテルになる手軽さで、どんなフレッシュジュースにも相性抜群です。
今回の動画で紹介したライムジュースは、オーガニックで雑味が少なく、生搾りとほぼ変わらない味と風味が楽しめます。
またライムジュースは、保存が効きますのでストックしておくのにも便利でしょう。皮などの雑味がないので、ライムジュースで作った方がよりシンプルにライムの爽やかさを味わうことが出来ます。
ジンジャーエールはカクテルの割り物として人気のドリンクです。カクテル定番のギムレットやモスコミュールを作るときにもこのジンジャーエールを使用します。
市販で販売されているペットボトルのタイプのジンジャーエールは、風味がほとんど感じられません。色付けのためにカラメル色素を使用してあり、本来のジンジャーの香りはほぼ香料です。
動画で紹介しているウィルキンソンのジンジャーエールは、炭酸がしっかりしておりジンジャー本来の爽やかで辛み、キレのある味わいです。
ショウガのピリッとした辛みが、ライムジュースに調和し、爽やかで飽きのこないカクテルに仕上がります。
女性や、辛いのが苦手な方に振る舞う時は、甘めのジンジャーエールを使用するか、ガムシロップで甘みを足してあげましょう。