のみかたキッチン
正しいカクテルの味わいを。
正しいカクテルの味わいを。
ジャマイカン・ミュールはモスコミュールの兄弟分のようなカクテルです。
モスコ・ミュールのベースがウォッカなのに対し、ジャマイカン・ミュールはラムがベースになっています。
スージー・テイラーと呼ばれることもありますが、ベースがホワイト・ラムの場合にそう呼ばれることが多いようです。
モスコミュールよりも、さらにラムの柑橘の爽やかさを楽しめるジャマイカン・ミュールは夏の暑さを一瞬で吹き飛ばしてくれる爽快感があります。
味のクセもなく、料理にも合うので食前に飲むカクテルとしても人気が高いです。
カクテルとしては珍しく、銅製のカップに入れて飲むのが本格的。氷をたっぷりと注ぎ、キンキンに冷えた状態で飲むジャマイカン・ミュールは暑さも吹き飛ぶ一杯になるでしょう。
ラムにはライト・ミディアム・ヘビーと風味の重さによって3種類に分かれます。ジャマイカン・ミュールに使用するのは、一番軽やかなライト・ラムがぴったりです。
今回動画では、バーには必ずと言って良いほど置いてある、一般の人でも使いやすいバカルディホワイトを使用しています。
ホワイト・ラムは南インド諸島を原産とする蒸留酒で、トウキビの糖蜜を発酵させし蒸留させて作られます。
ラムは色調も豊富で、ダーク・ゴールド・ホワイトに分かれます。ライトラムはこのホワイトに当てはまり、ラムの中でも軽やかで清涼感がもっともある種類です。
柑橘系の中でもダントツにさっぱりしているライムジュースを入れることで、より涼しげでキリッとした味わいのジャマイカン・ミュールに仕上がります。
ホワイトラムとの相性はもちろん良く、一層ラムの豊かな香りが楽しめます。
生のライムを絞るのとは違い、ジュースになっていることで濁りのない透き通った美しいカクテルが作れます。
今回の動画で紹介したライムジュースは、オーガニックで雑味が少なく、生搾りとほぼ変わらない味と風味が楽しめます。
またライムジュースは、保存が効きますのでストックしておくのにも便利でしょう。皮などの雑味がないので、ライムジュースで作った方がよりシンプルにライムの爽やかさを味わうことが出来ます。
ジンジャーエールはカクテルの割り物として人気のドリンクです。カクテル定番のギムレットやモスコミュールを作るときにもこのジンジャーエールを使用します。
市販で販売されているペットボトルのタイプのジンジャーエールは、風味がほとんど感じられません。色付けのためにカラメル色素を使用してあり、本来のジンジャーの香りはほぼ香料です。
動画で紹介しているウィルキンソンのジンジャーエールは、炭酸がしっかりしておりジンジャー本来の爽やかで辛み、キレのある味わいです。
本格的なジャマイカン・ミュールやカクテルを作るときの割り物にするなら、カクテル用のジンジャーエールがオススメです。
ショウガのピリッとした辛みが、ホワイトラムとライムジュースに調和し、爽やかで飽きのこないカクテルに仕上がります。
女性や、辛いのが苦手な方に振る舞う時は、甘めのジンジャーエールを使用するか、ガムシロップで甘みを足してあげましょう。