のみかたキッチン
正しいカクテルの味わいを。
正しいカクテルの味わいを。
シンガポールスリングは、シンガポールで生まれ、国名にちなんで付けられたクラシックカクテルの有名な一つです。
その歴史は古く、2015年に遂に100周年を迎えました。
1915年シンガポールのラッフルズ・ホテルのバーテンダー(厳崇文)が最初に作ったのが始まりと言われています。
スリングはドイツ語で”飲み込む”という意味。
バリエーションが豊富で、他にジン・スリング、ウォッカ・スリングなどがあります。
シンガポールスリングを作る時にはロンググラスを準備します。
シェイカーに氷を入れ、ビーフィータージン、カクテルレモンジュース、ガムシロップを入れます。
グラスをマドラーでステアし、余分な水を捨てます。
グラスに注ぎ、ソーダを適量そっと入れます。
マドラーで氷をゆっくりと持ち上げるようにして混ぜ、最後にヒーリング【チェリーリキュール】を注ぎます。
チェリーブランデーの赤色のが下に流れ込み、グラデーションの美しいカクテルが仕上がります。
マドラーを添えて出してあげれば、飲む人が好みで混ぜて飲めるので喜ばれるでしょう。
ビーフィータージン45ml、カクテルレモン20ml、ガムシロップ1/2tsp、ソーダ適量、ヒーリング【チェリーリキュール】15ml
ビーフィータージンは、1820年に生まれ、創業以来からずっと変わらぬレシピを貫いています。
その姿勢は多くのファンを獲得し、今でも多くのバーやお店で信頼され続けています。
爽やかでキレのある柑橘系の味わいが特徴で、ライムやオレンジのリキュールとの相性は抜群です。
ノンアルコールのカクテルレモンは、甘酸っぱい味わいのレモンシロップです。
カクテルレモンがあるだけで、レモンサワーやレモンスカッシュなど様々なバリエーションの飲み物が作れて使い勝手抜群です。
濃いレモンの風味がしっかりと感じられ、後味の良い柑橘系のカクテル作りには欠かせません。
レモンの酸っぱさに甘さを加えるために、ガムシロップを加えます。コーヒーなどに入れるガムシロップよりも、瓶タイプのお酒を作る用のガムシロップの方が、とろみが少なくシェイクしやすいです。
他のカクテルを作る時にも、甘みを足すのに使えますのでひと瓶常時しておくと良いですね。
炭酸水は、無糖のものを選びましょう。出来れば泡が細かいものがおすすめ。
クラブソーダは、カクテルやお酒と割るときによく使われる炭酸水です。
カクテルをソーダで割って混ぜる時はマドラーで氷を下からすくうようにゆっくり混ぜると炭酸が抜けづらいですよ。
軽くて自然な甘みが楽しめるさくらんぼのリキュールです。このチェリーリキュールを使った一番有名なカクテルは今回紹介した、シンガポールスリングでしょう。
さくらんぼを種ごと砕いてスピリッツに浸した後、蒸留するという方法で味と香りを十分に引き出します。一部は種を丁寧に取り除き、果肉と果汁をアルコール発酵させて醸造酒にし、スパイスで香り付けをしています。
深く美しい赤色は、宝石のダークガーネットのようだと評され、カクテルの割りものに使えば、美しい赤色のロマンティックなカクテルに仕上がります。