のみかたキッチン
正しいカクテルの味わいを。
正しいカクテルの味わいを。
オレンジブロッサムは、ジンをベースに作るカクテルの一種です。
オレンジには、「花嫁の喜び」という意味があり、海外では結婚式の披露宴で食前酒(アペリティフ)として飲まれることの多いカクテルです。
アメリカの禁酒法時代に、粗悪なジンが流通していた頃、臭い匂いと質の悪さを誤魔化すためにオレンジジュースを混ぜて飲んでいた、というのがオレンジブロッサムの始まりという説があります。
ロングドリンクとして作るときには、オレンジの輪切りを添えてあげるとより本格的なオレンジブロッサムになります。
カクテルを作る前にまず、グラスとシェイカーを用意します。
シェイカーに、アンゴスチュラビターズ、ビーフィータージン、オレンジジュースの順番で注いでいきます。
シェイクして、冷やしておいたグラスに注げば完成です。
ビーフィータージン45ml、オレンジジュース15ml、アンゴスチュラビターズ1dush。
ビーフィータージンは、1820年に生まれ、創業以来からずっと変わらぬレシピを貫いています。
その姿勢は多くのファンを獲得し、今でも多くのバーやお店で信頼され続けています。
爽やかでキレのある柑橘系の味わいが特徴で、ライムやオレンジのリキュールとの相性は抜群です。
ビターズとは苦味酒のことで、アロマチック・ビターズは香草や薬草系で作られた代表的なリキュールです。
アンゴスチュラと呼ばれる木の樹皮を主な主原料として他にも10種類以上の薬草や草の根、木の皮のエキスをスピリッツに浸して作り上げます。
カクテルに独特の香りづけをしてくれるアロマチック・ビターズはお菓子作りで言う所のバニラエッセンスのようなもの。
アロマチック・ビターズを入れるだけで、一気にカクテルの味が決まる、重要な役割を果たしてくれます。
ただし、香りが強いので入れすぎには気をつけましょう。ほんのりと香りづけをして、風味を楽しむ程度が適量でしょう。
フルーティーさを出すのに欠かせないオレンジジュース。
果汁100%のタイプを使用しましょう。使用するオレンジジュースは、果汁の絞り汁ではなくジュースで十分です。